Q:「六つ墓村」冒頭で、何故、上田は手紙が届く時間が分かったのか?
確かに上田は、手紙が奈緒子に届いた時に電話をかけてきました。ということは、上田には手紙が届く時間が分かっていたという事
になります。しかし、実はドラマのように奈緒子が受け取った瞬間でなくてもよかったのです。ハルさんの手元にさえ届けば、あとは同じ
セリフ「手紙は届いてるだろう?」と言って、ハルさんから受け取るように奈緒子に促せばいいのです。つまり、誰かがハルさんに手紙
が届いた事を知らせる者がいたという事になります。
仮にそれがハルさんだとすると、「上田先生からよ」と奈緒子に言ってしまうはずなので、残るはジャーミー君という事になります。そ
れにジャーミー君は一度も上田の名前を呼んでいません。ですから、名前を知る事すらできなかったのです。そしてそれを裏付けるか
のように、上田とジャーミー君は同じ“風船笛”を持っていました。あれは上田が報酬として先に渡しておいたものではないでしょうか?
(「何故、上田とジャーミー君が同じ“風船笛”を持っているのか?」という謎も同時に解決してみました。)
⇒A:ジャーミー君に、知らせてくれるように頼んでいた。