解説(緑川祥子の予言の力)
3人の教授が違う死に方をしていたら、予言はどうなっていたのか調べました。
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川沿いで突き落す |
トイレの水で溺死 |
毒水 |
大隅教授 「ふるいけや かわず飛び込む 水の音」 |
● |
× |
× |
新島教授 「溺れる者はわらをも掴む」 |
△(2) |
● |
× |
福澤教授 「聖なる水が裁きを下す」 |
△(3) |
○ |
● |
●・・・実際の方法
(2)川の水で溺れ死ぬ可能性あり。ストローではなく、本物のワラを掴んでいる可能性あり
○・・・この方法でも構わなかった (3)落下時の衝撃による死ではなく、水で溺れ死ぬ可能性あり
△・・・大目に見て許せる
×・・・おかしい
こうしてみると、福澤の予言はどの方法でも通用するのである。しかし、福澤以外の者には毒水は通用しないのである。つまり、緑
川は福澤を必ず毒水で殺すつもりだったのである。そして、ここで問題となるのが大隅である。大隅は「川沿いで突き落す」というドラ
マの方法でしか予言が一致しない。つまり、緑川は大隅が一番先に一人で逃げ出す事を予測していた事になる。そして、三人のうち
二人が決まっていたという事は、必然的に残りの一人も決まっていた事になり、バンガローに行くのは「新島」と決まっていたのである。
結局、三人とも緑川の予測通りの行動を取り、死を選んでしまいました。もしかしたら、緑川には本当に予知能力があったのかも
しれません。