黒門島(黒津兄弟)TRICK1 第九話、十話 

     前編冒頭のシーンに、「門火」が映っている。

                TRICKで初めてこの文字が出たシーンです。

     ●「現代物理学者の肖像 鈴木増子」の冊子があったりなかったりする。

                二人を横から撮ったアングルでいうと、1度目(手前から)にはない、2度目(奥から)もない、3度目(上から)ではあり、4度目(白黒回想)もない、5度目(発見時)にはあります。

     奈緒子がドアを開めた後、剛三が振り返るシーンで、剛三はロウソクの灯を隠していたが、実際はどんなに隠しても少しは光が漏れるはず。

                奈緒子が見た時には完全に真っ暗でした…。それとも一瞬にしてロウソクに着火したのでしょうか?

     ●前編の卵が割れるタイトルシーンの、出演者クレジットの動きがいつもより遅い。

                →文字の残像が明らかに見えます。今回は3人だからゆっくりという訳ではありません。他の3人の回を見てもここまで遅くはないです。

     ハルさんが奈緒子に手紙を渡す時、抱いているウサギの鼻がピクピク動いている。

                ずっと偽物を使っているのだと思っていました…。

     ●蓮田で爆発した木村酒造の大ヒット商品は、“しょっちゅう焼酎”。

                →奈緒子が黒津兄弟からの手紙を読んでいる時に、バックで流れているラジオで言っています。

     黒津兄弟からの手紙の消印は“平成12年9月6日”、その後で道を尋ねて来た人を殴ったのは“28日”。

                グレープフルーツを買った店の日めくりカレンダーでは“28日”になっています。

     その後、奈緒子は買ったグレープフルーツと沢庵をどうしたのか?

                 買い物前の状態になっています。沢庵はあげたと推測できますが、あんなに沢山のグレープフルーツまであげてしまったのでしょうか?貧乏な奈緒子が!?

     ビルのドアの前で黒津兄弟は、いつ、どうやって奈緒子の後ろに現れたのか?

                エレベーターからも、階段からも不可能なはずですが…。

     三男の帽子は、“阪急ブレーブス”の帽子。

                阪急ブレーブスは現在のオリックスです。この帽子は1972年から1983年まで使用されました。

      ●その後3人で話をしているシーンで奈緒子が「これ、何かの勧誘か何かですか?」と言っている。

                →「何かの勧誘」か「勧誘か何か」が正解。「何か」が1つ多いです。

     ●奈緒子が剛三を探しに外に駆け出るシーンでは、池田荘の住所プレートがついている位置が違う。 

                いつもは側面についていますが、この時と「母の泉」第一話だけは道路側についています。こちらはミスではないでしょう。

      ●奈緒子が剛三の姿を見たシーンで、何故あのような所に電話ボックスがあるのか?

                →電話帳もあります。

     里見が寝言を言っているシーンで、奈緒子と里見の寝相は同じ。

                両腕や枕まで同じです。細か過ぎます。ちなみに「新作SP」でも同じでした。

     ●風力発電のシーンで、黒津次男とカメラの間を何かが横切っている。(001445001446

                鳥か虫だと思います。こういうハプニングがあるのは沖縄ならではです。

     元男は股間に何か入れている。

                奈緒子に舟の場所の地図を渡した後、立ち上がる時に分かります。一応、例の札という事にしておきます(笑)。

     ●奈緒子が洞窟で上田に手紙を書いていたが、鉛筆はどこから持って来たのか?

                元男が舟の場所を書いていたのと同じ鉛筆です。でも、よく見ると紙だけを奈緒子に渡しています。まさか、念で物を生み出す女!?

     何故、上田達は元男が次男に殺されそうになっているのに気づかなかったのか?

                奈緒子はともかく、島の方を向いていた上田には分かっていたはずです。

     ●「ういだじるう」のシーンで、タイマー音が聞こえる。(00:30:11〜00:30:15)

                音声を大きくしてみると聞こえやすいです。「ピピッ、ピピッ、ピピッ」です。

     ●矢部と石原が三男におもてなしされているシーンで、石原が飲み物をクシで混ぜている。

                おそらくお酒でしょうけど、さすがにクシはちょっと…。

     何故、島女は「津愚緒斗〜」をスラスラと読めたのか?

                漢字があのように並んでいたら、右上から縦読みするのが普通ですが…。

     何故、石原はバカンス中なのに警察手帳を持っていたのか?

                休みでも警察手帳を持っているのはともかく、あの矢部と石原が持っているのは不自然です。

     ●宝を掘っているシーンで、何故か強風なのに砂が吹き飛ばない。

                風で奈緒子達は髪が乱れていますが、周りの砂は全く動きません。

     宝に書いてある「後世の者たちへ〜」を読むシーンで、上田が口を開けていない。

                完全にアフレコです。

     ●やむ落ちで、上田が黒津喋りをしている。(チャプター7)

                →「YOUが持ってるものって何か?心当たりはないか?」の後半部分です。「ないか?」がいつもの上田の発音とは違います。

 

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